あきれるくらい側にいて
その翌日から、新ブランド立ち上げに向け慌ただしい日々に突入していった。
そして転属から半月程経った週末、あたしとアクツ君の歓迎会が開かれることになり。
その日ブライダルエステを予約していたあたしは、仕方なくキャンセルの電話を入れ、うちの会社ご用達の居酒屋へ向かった。
*.....*.....*.....*
そして、その1時間後……。
全然おもしろくない!
楽しいはずの歓迎会なのに、
それに、あたしは主役なのに。
すっごくイライラするんですけど!
中ジョッキの生ビールをグイっと喉に流し込み、あたしは真向かいを見た。
そこに座っているのは、アクツ君と彼にベタベタしてるリンちゃん。