あきれるくらい側にいて
 

その日は結局、本社に戻ったら定時を過ぎていて、あたしもハルもすぐに帰社した。


「ただいまー」


ウチへ帰ると、先にモモちゃんが帰宅していて。

「おかえりー。ちょっと前にお節介ウメから電話があったわよ」

あたしの顔を見るなり言ってきた。


「そう。ウメちゃんなんて?」

「式の日取りはいつになったの?とか、その日は南南西が吉だから式場はどこそこがいいとか……もう聞いてるだけでウンザリしてくる内容ばっか。
そんなもんにこだわったって、別れるヤツはいるっていうのに。」


そう言ってモモちゃんは、大っきなため息を吐き出した。

モモちゃんとウメちゃんは、一卵性の双子だから顔はソックリなのに、性格はちっとも似てないんだよね、不思議なことに。

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