それでも君が。



──ほんの、空回り。




もう、分からない。




どうしたらいいの……?




もがけばもがく程、蒼君が遠くなってく気がする。




このままじゃ絶対嫌だって思う反面、もうどうしようもないのかもって、投げやりになりそうな自分がいる。




何が正しくて




何が間違いなの……?




もう、分からないよ……。




怖い。




蒼君の気持ちが離れてく。




それが分かる。




だから、怖い……!




優しくなんて、してくれなくていい。




ただ、好きって。




その気持ちを確かめられたなら……




私は、それだけで……




< 221 / 292 >

この作品をシェア

pagetop