アラサーダサコに恋して

ご対面

「ちょっと待て!まだ心の準備が・・・」


「いらっしゃいませー。あっ、エミリちゃん!(佐々木の名前)」


「どうもー。遊びに来ちゃいましたー」


奥の部屋からトシ子さんが出てきた。白衣姿もカワイイ!


トシ子さんは一緒にいた俺に気づくや、


「あっ、ガーデン(バイト先の店名)の」


「宮本です。こんにちは」


「トシ子さんあのね、この人が昨日ジムで筋トレしすぎてマッサージ行きたいなーって言ってたから、私がここ紹介してあげたんだ」


と佐々木がアドリブで絶妙のフォローを入れてくれた。おまえはブッチャーか。


「そうっす。体パッキパキっす」


「そうなのー。ありがとう。今準備するからここで待っててー」


「はーい」


お茶を出してもらい、待合室のような部屋に佐々木と二人で待たされた。
< 10 / 29 >

この作品をシェア

pagetop