アラサーダサコに恋して

最高の夜になる!

お台場デート当日。


俺はいつもより少し着飾って待ち合わせ場所に行った。


前回は5分前に行ったのにお待たせしてしまったので、今日は10分前に来てトシ子さんを待った。


程なくして、


「お待たせー」


と声がしたので振り返ると、少しだけオシャレなトシ子さんがそこにいた。


ただ黒い服と丈の長いスカートを穿いてシックなだけなのだが、彼女のポテンシャルを考えれば上出来だった。


「どうしたんすか、トシ子さん!今日なんかメッチャ綺麗じゃないすか」


「そうかなー。ちょっと普段と違うカッコしてみたんだけど」


「似合ってます似合ってます!いや~、高まるわ~」


「大げさだよ~」


でも実際高まったのは事実。


「今日は最高の夜になる!」


そんな予感がしていた。
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