海に行こう

始まってしまった

second story 始まってしまった
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最悪のスタートを切ったあたしのバラ色の高校ライフ。


なんであいつがここにいるんだ?


不思議で仕方がない。


中川佑志(15)


運命のいたずらにより、幼馴染だ。


誕生日が同じで、生まれた病院も同じ。


佑志のお母さんとあたしのお母さんは隣のベッドだったそうで。


これも運命のいたずらにより、仲良しに。


新生児室でも、あたしと佑志は隣だった。


小さいころからずっと一緒で。


よく小説とかである、幼馴染といい感じの関係になっちゃうことを


ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、期待していたりもした。


あたし達の家は


窓からきれいな海が見えるところにあった。





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