one ilove ~輝くバスケと共に~
「はな帰ろー」


「あっ、うん!」


私は、大きなエナメルを肩からかけながらボールが三つ入ったオレンジ色の袋を抱え彩李のほうへ走っていったとき、

「あっ!菊井さん!!ちょっと待って!!」


私はこの明るく恥ずかしげな声が聞こえたほうに振り向いた。

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