ヤクザに愛された女 壱


あたしはまた捕まってもいいようにナイフを持ってきていた。


それを握りしめ組長の部屋まできた。


ガラッ


「…なんだ?戻ってくるって事はおめぇも薬にはまったのか?」


楽しそうに笑いあたしを上から下になめ回すように見る組長。


「馬鹿言うんじゃねぇ…誰が薬中になるか」


「…ふっ…威勢がいい譲ちゃんだ…捕まえろ」


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