ヤクザに愛された女 壱


拒否されたってあたしは一歩も譲る気はない。


「お願い…あたしも参加する」


「ダメだ」


「お願い」


「ダメだ」


数分間これの繰り返し。


「梨華ちゃん?本当に危ないんだよ?龍二だけじゃない、みんなに迷惑がかかるんだよ?」


一歩も引かないあたしにホントに困ったように喋りだす真也くん。


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