ヤクザに愛された女 壱
出会った男



「…………」


完全に通りすぎたバイク達を
見ながらあたしは絶望した。


それと同時にあたしの腕を
掴んだ人に苛立ちを感じた。


「…なにすんのよ!!」


あたしは勢いに任せ捕まれた
手を振り払い振り返った。


「………ッッ…」


そこには、ヤンキーなのか、
いかにも危ない人です。


って人があたしを睨んでいた。


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