ヤクザに愛された女 壱
赤髪と銀色


朝、あたしは周りが
騒がしく目が覚めた。


見慣れない部屋。


「………ふぅ…」


昨日龍二さんが置いて行った
灰皿を持ってきてタバコを吸った。


ガラッ


「…飯、ってお前吸うのか?」


タバコに火を付けてすぐ部屋の
ドアを開けた龍二さんが
驚きながらあたしをみた。



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