オトナな初恋
土曜のお昼だというのに、人も居なければ、車も通らない。


聞こえるのは雨の音と私が歩く足音くらい。


…なんかこの世界に一人取り残されたような気がして寂しいかも。


少しずつ、水分を吸収して重くなっていく服が肌にぺたっと張り付いて私の気持ちも重くさせる。


って!ネガティブは良くないな。なんか楽しい事考えよう。うん、そうしよう。


こんな時ドラマとかだったら、すっごく素敵な男の人が現れて、持っていた傘を私に差し出したりなんかしちゃって 「良かったら入ってく!?」とか言われちゃうのかな?


それとも自分が使ってた傘を何も言わずに見ず知らずの私に渡して、ボー然としてる私を残して去っていく…とか?


いやいや、そんな出会いないよね〜。
でも、もしそんな起こりえない事が起きたら、恋に落ちちゃうのかな?


< 2 / 362 >

この作品をシェア

pagetop