オトナな初恋

解放感

「凄い!!」



『綺麗だな。』




完全に日が暮れるまで、2人でずっとその様子を見ていた。















バスを降りて着いた先は札幌駅。
沢山の人達が行き来する。



「拓海さん、人多いね。」



『中心街だろうからな。泊まるホテルここだから。』







指さすところは駅と直結されている高い建物。



「ここってホテルだったの?てっきりビルかと思ってた。」








チェックインを済ませて部屋へ向かう。





部屋に入ってまた驚いた。




大きな窓から見渡せる。札幌の町並み。









「凄い!!ねぇ!あっち凄い賑やかそうだけど、何があるんだろう?」







『えーと……ああ、すすきのらしいな。』





観光パンフのようなものを見て言う拓海さん。






「行ってみたい!!」





『まずは飯にしようぜ。ここからすぐ近くにあるカニ料理店予約してあるから。』







「カニ?予約?拓海さん、本当に色々調べてたんだ…」




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