オトナな初恋
早坂主任の仕事をしている横顔…すごく恰好いいんだ

真剣な眼差し。たまに細める目。


あの目で見つめられたら…倒れちゃうかも…。


もう少し仕事をこなせたら、もっといっぱい早坂主任の事見つめていられるのに…。


そんな事を考えていると、食堂に関口主任がやってきた。


「お疲れ様です。お茶入れましょうか?」


『いや、いいよ。自分でやるから。これからまだたくさん仕事残ってるんだし、昼くらいゆっくり休んで?』


そう言いながら、お茶を入れ私の真向かいの席に座る。


食堂はいつでも開いているけれど、食堂のおばさんは13時半には帰ってしまう。関口主任はコンビニ弁当を出して食べ始めた。


『桜井さんはお弁当自分で作っているの?』


「はい一応。ひとり暮しなので。実家の頃はずっと作ってもらっていましたけど。」


『僕もひとり暮しだから、こういう時親のありがたみってわかるよね。
コンビニ弁当って素っ気ない味で苦手なんだけど、今日仕事立て込んでて、仕方なく買ってきたよ。』


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