オトナな初恋
3章

謝罪

月曜日


はぁ…仕事に行くのが憂鬱だよ。


職場までの道程もいつもより長く感じる。


重い足取りで歩く私を、どんどん追い越す歩行者の群れ。







土曜日、あの後、拓海さんは家まで送ってくれた。


本当はもっと一緒に居たかったけど、泣いて腫れぼったくなった目を見て、
家でゆっくり休んだほうが良いって、言われて帰った。


確かにそれで良かったと、日曜日に思った。


だって…泣きすぎた私の顔は、むくんでて、目も自分でも驚くほどの腫れぐあい。

あんなヒドイ顔見られなくて、よかった…。


昨日は一日目を冷やして、なるべく休めていた。



お陰で今日は無事に元通りになってて安心した。





もう少しで、会社に着く。



私が仕事に行きたくない理由…



関口主任。



あれ以来初めて顔を合わせる。


正直、どんな顔して逢えばいいのか、考えても答えが出なかった。






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