怪盗ミット・ナイト



あの、イケメンの顔で



「水口さん、変わってくれる?」



なんて言ったら、イケメン大好きで有名な水口さんが変わらないわけない…。


そんなこんなで、あたしの隣の席をゲットした、矢崎君



しかも、その後が予想外


「なぁ、名前なんて言うの?」

あ、あたしですかぁぁぁ???


「高本 杏樹」


びっくりしすぎて声が小さくなってしまった。

せっかくお友達になれる最初のアピールがぁ…。


「ふーん。杏樹かぁ…。」


!?杏樹なんて桐たち以外に久しぶりに呼ばれたなぁ


なんて、しみじみ思ってると


「おい。お前、気安く杏樹の名前呼んでんじゃねぇぞ。」

だの、

「転校生くん。調子に乗らないほうがいいと思うよ♪」

だの、

「そうだよ。杏樹になれなれしくしてもらうと困る。」

んでもって、

「うるさい。」


隼人のうるさいだけ、なんか怒ってる意味違う気が…。

気のせい??


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