怪盗ミット・ナイト
今日も温かいなぁ…。


「はよ。」



「ん。おはよ。桐」



黒川 桐 kurokawa kiri


あたしの幼馴染で警察のお偉いさんの息子さん




「おまえ、いっも眠そうだよな…。」



「だって眠いんだもん。」



「そういえば、ミット・ナイトみたか?」



「見た見た。昨日宝石盗んだんでしょ??」



「あぁ。」



「で、桐は役に立ったの?」

桐は父親が警察だから、自分も絶対になるって昔から言ってて、中3の終わりから、4人組の特殊班として活動してるの


「……わかってて言ってるとこがひでぇ」



「ごめん、ごめん。」


並外れた才能を持っている桐と同等、いやそれ以上の相手…。



「カッコいいよねぇ」



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