怪盗ミット・ナイト


「な、なによそれ!!ちょっと自分が頭いいからって、あたしのこと馬鹿にしすぎじゃないの!?」


「別にー。俺が頭いいこと一番知ってるのは杏樹だろ?」


むっかぁ~~~~。


確かに知ってるわよ。小学校の頃からテストはどんなに悪くても90点

おまけにあたしが必死に勉強している隣で漫画読んで、ゲームして、テレビ見ててオール教科100点!!もう超人的な頭してるもん!!


だから、100点とったところで桐にとっては普通なんだよ…。



「桐のばかぁぁあ。」


と叫び数メートル先の家まで走った。



「おい、杏樹」



桐が何か言ってたみたいだけど、スルーしてしまった。



ヤバイ。と思ったのは家に帰ってからだった。





うん。無視した次の日はいつも災難が起こってたんだ


怖いよね、桐





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