幼なじみ物語2
年が明け、受験シーズン到来。

一足先に、若歌と百合が私立に合格した。

俺たちの試験は明日。正直‥怖い。

落ちたら浪人。そして、碧依とは同じ学校には通えない。

プレッシャーが俺に重くのしかかった。

そんな時、部屋のドアを開け、碧依が顔を覗かせた。


「悟っ。暗くなっちゃってるでしょ?」

「碧依‥‥」


昔から思い詰めるタイプの俺を思って、碧依が励ましに来てくれた。

自分も不安なはずなのに。

そんな碧依に、俺はまた胸を高鳴らせた。




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