幼なじみ物語2
第十三章
翼先輩の言葉を大事にしたい、なんて言ったって、すぐには行動に移せない弱虫な俺。

そんな俺を動かしたのは、碧依の視線だった。


いつも碧依を見てれば、気付きたくないことだって気付いてしまう。


碧依の視線の先には

いつでも大輔がいること。


それが何を意味するかは、考えなくたって分かる。

碧依の気持ちは大輔にあるんだ。


そんな現実を目の当たりにしても、俺は碧依を諦めることができない。

それぐらい、碧依のことが好きなんだ。


だから俺は、ある決意をした。




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