幼なじみ物語2
第三章
小学6年になって、碧依と大輔はまた同じクラスになった。

大輔なんかに負けねぇ、って思ったばかりなのに。
このクラス割りはないんじゃねーの?って思った。

それでも俺は頑張ったんだ。碧依に見てほしかったから。


「さとちゃーん!!」


涙声の碧依。6年になってから碧依はこうして俺のところにくることが多くなった。


「またかよ‥今日は何?」

「大輔が冷たい‥」


いつも俺のところに来る時は、大輔絡みの話。

正直嫌になる。




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