幼なじみ物語2
俺はデッキの上に置いていたDVDを碧依に渡した。


「大輔は?」

「部屋行ってる。実妃と陽太がゲームするから取ってこいって言われて」


陽太とは碧依の2つ下の弟で、実妃とは2つ違いだけど普通に仲良くやってる。
俺と大輔と碧依みたいな関係だ。


「実妃も行ってんのか。なんか悪いな」

「大丈夫だよ」


ドアのところで碧依と話してると、片手でゲームを抱えた大輔が部屋から出てきた。


「悟。今日のご飯、碧依んちだってさ」

「おぅ、分かった。夜になったら行くわ」

「じゃあねー。あっ、ごゆっくり」


透たちに碧依はなぜか頭を下げて微笑んだ。
大輔も戸惑いながらも頭を下げる。




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