出会いは密室で[完]




「少し、あんたと距離を置きたかった」



「距離......?」



あたしは全く
桐野くんの言葉の意味がわからない。



「あのとき...なんかわかんねーけど、すごくムカついてて」


?マークを
頭の上に浮かべながら


目をそらして話す
桐野くんに視線を向けた。




「八つ当たりだった。」


「……そっか...」



ただの八つ当たり...だったんだ。


それが
嬉しい事なのか
悲しい事なのかさえもわからない。




「でも、なににムカついてたのか、分かってなかった。」


「え…」



< 258 / 367 >

この作品をシェア

pagetop