出会いは密室で[完]
肩をとんとんと叩かれて
視線を上に向けると
そこには
浴衣を着た茉那がいた。
「大丈夫だよっ。だってまだ30分しかやってないし...茉那はお化け役でしょ?」
「そうだけどぉ...」
茉那はあたしの耳まで
小さな口を持ってきて
「気になるんでしょ?桐野が。」
う……。
「べべべべ別に...」
「茉那に遠慮しなくていいのっ。お化け役は代わってもらうし。」
「で、でもー……」
「3組行って、拝んできなさいっ」
拝むって...。
まぁいっか……。
気になるのは確かだし...。