出会いは密室で[完]
てかさぁ…。
いまのって確実に...。
「冴美さんって桐野のこと好き...だよね」
「う、うん…」
茉那が桐野くんに聞こえないよう、
ひそひそ声であたしに話した。
あからさまに
あの様子は桐野くんに気があった。
顔真っ赤にしてたし...。
けど。
その桐野くんはというと...
「なんだよ...」とか言って
頭を掻く仕草をしていた。
もしかすると、
そうとう鈍感なのかなこの人。