飼わせてあげるよ【BL】
「いつも俺にされてる事を
すればいいだけじゃないか」
そう言って、向けらる彼の視線は、
中身の入ったペットボトルと皿に移動。
ああ、なるほど。
俺は器に飲み物を注ぎ、
それを彼の前に突き出した。
「飲む?」
「……睦月くん?」
睦月(むつき)くんと、
くん付けで彼が俺の名前を呼ぶ。
こういう時は、不機嫌か
何かを企んでいるとかそんな感じだ。
平常時は呼び捨てか『君』とだけ。
今はどっちなんだろう。