藍色の砂



『謝んないでよ…。まぁ、いいや。
フリでも何でも。とりあえず、
当分の間お願い。』



『ん……。』



5回目の村上の告白まがい。
純粋すぎて、逆に
手に触れちゃいけない気がして……。



またしても傷付けて終わる
結果になった。



ボクはとことん最低な男だ。
バカでどうしようもないから…
呆れて物も言えないだろ?
ホントにごめんな…。



これほどまで
想い続けてくれる村上を
愛せたらどんなに
楽だろう。



『バイバイ』と向けた背中を
追いかけて抱きしめられたら
ボクは真っ当な人生を
歩いていけるのかもしれない。



ごめんな…。
まだボクは、ほんのわずかな
想いにすがりついて
待ってる人がいる。



いつか言ったよな?
傷付くのはボクだって。
その通りだと思う。
ホントにどうしようもない
ボクだよ…。



それでもまだ、
好きでいてくれるのか……?


























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