未遂探偵J
~依頼~
「…なるほど…じゃあ女の喋り方をしても無駄のようですね。私が男だって分かってるんですから。」

電話の主はジョーに、お手上げといったカンジに言うと…

「…ウ・ソ・ツ・キ…なぁ、だから止めようぜ。女だってバレてんだから。」

「!!!」

「…フッ…さっきから驚いてばっかりだな、アンタ。…ちなみに殺し屋には狙われ慣れてる方だが、もしかしてアンタ…そっちの人??」

「ええ、そっちの人よ!!」

「カチッ…プシュッ」

「カツッ!!!」

電話の主はサイレンサー付きの銃で事務所の窓を撃って来た。

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