遊び人な彼に恋しました。


「なっ!あたしがいつっ…「聞かなかっただろっ!!」



――ビクッ


あの冷静な楢橋くんが、大声を出したことに驚いた



「だっ、だってあたしは…「そうやって俺のこと、信じなかったんだろ?」



「信じなかったわけじゃ……」


「俺は本気だった……」


「え……」



「本気だったんだよ……さくら。」



悲しそうな瞳であたしを見て、そのまま資料室を出ていった


っ……わからないよ……



今さら……わからない。




何で、何でこんなに……苦しい恋愛をしないといけないの……?




資料室のドアをただ見つめて、座り込んだ



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