不思議の国はいかが? ~Wondar Landへ       ようこそ!~
アリス:「(私、もしかして

ユキトさんにこうやって

抱き締められて安心してる…?

どうして……

こんな気持ちになるの?)」

ユキト:「アリス……。

……もしかして……

私のことが嫌なのですか?」

不意にそんなことを言われて

私が否定しようと顔をあげると

目の前にはユキトさんの

不思議な色を帯びた目が

私を見ていた。

その目を見ているとだんだん、

意識が遠のいていった……。

ユキト:「……これで

良かったのでしょうか……。

アリスを騙して……

勝手にこの世界から

連れ出しても……。

アリス……君は……

こんな私でも

許してくれるのだろうか?

でも、せめて……今は

優しい夢を見ながら

おやすみ……。」
< 11 / 16 >

この作品をシェア

pagetop