恋、奏でます
「いや〜かっこいい子だね〜
結城知り合い?」

響子先輩はそういうと、男の先輩の隣に座った。

結城先輩っていうのか…

「おー、まぁな。
近所に住んでて昔からの付き合い?でさ。
弟みてーなもんだよ……」

「へぇ〜」

チラッと結城先輩が私を見た。

……

「あぁっ!体験?」

「う…あっはい!!」

いきなり喋りかけられた…焦った…

「ごめんな、待たせて。
響子、早くアルト用意しろ」

結城先輩は、響子先輩に首で命令した

響子先輩は「ゆーきうぜぇ」と言いながらも、素直に用意を始めた。

この二人…なんかいいコンビ?

「せっ先輩、私やります!」

「いや、うちが!!」

三つ編みの先輩と、ショートカットの先輩が
響子先輩を抑えてかわりに用意をはじめる。

二年生…?…かな。

「有難う〜
あっ、この三つ編みのこが
柚ちゃんで、
このボーイッシュなこが夕ちゃん」

「「宜しくね!!」」

めっちゃ輝いてるよ、この人達…

なんか青春してるって感じだな……

「宜しくお願いしますっ」
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