Je suis amoureuse de toi!俺は貴男に恋してる!


ピーッ ピーッ



「なに?」



「あっやべ」



琉架はポケットから携帯を取り出しアラームを止めた。



「どうしたの?」



「今日バイトの面接があるんだよ。だから忘れないように1時間前にアラームかけてたんだ」



「ふーん。なんのバイト?」



「なんか…家政婦みたいな?」



「かせいふ?」



「家事洗濯とかをすんだよ。」



琉架は、ほれ。これだっと言って一枚のチラシを見せてくれた。



そこには”家政婦男女問わず先着1名。月給15万,”と書かれていた。



「へー」



「これ見つけた瞬間すぐ電話したんだよ!そしたら今日面接に来てくれって頼まれたんだよ」



琉架は嬉しそうに言った。



「受かるといいね。」



「あぁ!ってヤベッ準備しなきゃ!ここから結構かかるんだよな!」



「あ、俺帰るよ」



そぅ言ってラールドは立ち上がり鞄を手に玄関へと向かった。



「あ、おい」



その後を早足で琉架は追う。



「んじゃAu revoir(さようなら)」



チュッ



「ッ?!!」



ガチャッ



バタン





「いっ今…」



琉架は数分の間玄関で
自分の右頬を手で押さえながら固まっていた。





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