光の姫は誰を選ぶ

任務開始



放課後。


あたし達は訓練所ではなくて理事長室に向かっていた。


いつもなら放課後は能力制御の時間だけど茶々木さんによると赤井さんがあたし達に用事があるらしい。


ちなみに茶々木さんとは茶々木 大地(ササキ ダイチ)という名前で能力制御の時間の先生?能力は聞いた話によると木らしい。
見た目は優しそうなのに怒ると物凄く怖い人だ。


赤井さんはカイジ君のお祖父ちゃんでこの学校の理事長。
あたしがここの学校に来るきっかけをくれた人。
いつも優しそうな笑顔のおじいさん。



「なんでお前もいるんだよ?」


カイジ君はあたしの隣にいるユキ君に声をかけた。


それはあたしも思った。カイジ君、ミズノ君、フウタ君、ライト君の4人なら理由はわかるけどユキ君はまだここに入ったばかりだから理事長室には用がないはず。


「だって僕も呼ばれたから」


ユキ君はムッとしながらもそう言った。


「呼ばれたって誰にですか?」


今度はフウタ君が丁寧な言葉で尋ねた。


「えっと、茶色の髪の人!
確か…茶木さんって名前だと思った」


ユキ君。自分天才って感じに言ってるけど名前間違ってるからね。茶木さんじゃなくて茶々木さんね。


「黒羽君。茶木じゃなくて茶々木だから。
ダイチさんにそれ言うと怒られるから気をつけた方がいいよ」



ミズノ君が黒い笑顔でユキ君に言った。


ミズノ君。その笑顔、怖い…




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