大好きな君へ
そして、沖田さんは私を優しく離した


そして、意を決した様に、そして優しく呟いた


「やっぱり、僕の大好きな人は、千奈ちゃんだけです……」


「へ?」

さっき何て……



すると、沖田さんは切なそうに笑った


「何でもないです……おまじないありがとうございました、体が軽くなりました」


と言ってたちあがった


「じゃあ、またね」


と言って、沖田さんがどこかにいこうとした


でも、何だかこのままじゃいけない気がした


「沖田さん!!……ありがとう!!」


私は気がついたら叫んでいた


そして、沖田さんは振り返って優しく笑った


「ありがとう……」


そして、またどこかに行ってしまった







『やっぱり、僕の大好きな人は、千奈ちゃんだけです』



沖田さんは、私の事を、友達としてか、違う意味でか、どちらの意味でなのかは分からないけど、どんな意味でも、私を好きになってくれて


ありがとうございます


人に大好きって言ってもらったのが初めてだったから、とっても心が暖かくなった



そして、もう一度心の中で呟いた


沖田さん、私を好きになってくれて、ありがとうございます



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