大好きな君へ
私が部屋で待っていると平助君が入ってきた

「平助君、あのね?」

私は話そうとしたけど上手く言葉にできなくて、また涙目になった

「あ、あのね?」

涙が溢れそうになって、私は平助君に


ぎゅーっ


と抱きついた



「/////////ち、ちぃ?」

私は平助君に抱きついたまま話した

「私、平助君がどこかに、お凛ちゃんの所に行っちゃいそうで怖いの……」


「ごめんね?勝手なこといって……うっ…で、でもね……うぅ……嫌いにならないで……」


私が泣き出しながら言うと平助君は

「ちぃ、顔あげて?」

と優しく言った

私が顔をあげると


ちゅっ


短くキスをして、今度は平助君に抱きしめられた

何だか久し振り


すると、平助君が私を抱きしめたまま


「ちぃはバカだな……俺がちぃ意外好きになるわけないじゃん」

そして耳元で囁いた


「不安にさせてごめんな?……………ちぃ、愛してる」

そして、また優しく唇が重なった─────


私の気持ち、伝わったかな?



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