大好きな君へ

「私ね?新撰組の皆に会えて良かった…平助君に会えて良かった……こんな私に皆優しくしてくれて、沢山の大切な思い出をくれて……」

「平助君……私を見つけてくれてありがとう……私を愛してくれてありがとう…」


平助君の瞳からはポロポロと涙が流れていた


「なにいってんだよ……これからも一緒だろ?」


「だ…めだ…よ……私もぅ…消えちゃう……」


「そんなこと言うな!!」


平助君は私を離すまいと抱きしめる


でも、段々私の体から光が出てくる


「平助君……大好き……あい…してるよ……」


「俺もちぃが大好きだよ…愛してる」


「あ…りが…とう」


私は最後の力を振り絞って平助君にキスをした


次の瞬間、私は光に包まれきえた────


< 187 / 204 >

この作品をシェア

pagetop