ひきこもり恋愛相談所【完】

初めて、弟を軽蔑した。


「・・・びっくりした?」


そう言ってヘラリと笑う浩太は病んでいた。


「いや・・・。」


「聞こえないよ・・・ねぇちゃん・・・。」


あたしの両腕をつかみ押し倒す浩太。


知らない間に"男"になっていた浩太。


どれだけ浩太の下でもがこうと、その力にかなうはずがなかった。


「タノシモウネ・・・オネェチャン・・・。」


「ぃや・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁ!!!!」


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