ひきこもり恋愛相談所【完】

ちゃんと、白衣も着てるし。


「あたし、なんで運ばれたの?」


「そりゃ、助けたいと思った奴がいたから・・・・。違うか。本能って奴だな。」


・・・・・・・・?


なんだか、難しい話に変わった。


あたしは、このひげもじゃが何を言いたいのかがわからなくて眉をひそめた。


「ちょっと難しかったか。まぁ、簡単に言えば。"そいつ"にとってあんたは、生きてほしい存在だったんじゃろうよ。」


そいつ・・・・?


「そいつって・・・・誰?」


そう聞くと、ひげもじゃは驚いた顔をした。


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