ひきこもり恋愛相談所【完】
「あーー!!カッチョわりぃな俺。」


空を見上げると馬鹿みたいに澄んでいて“アイツ”の顔が俺の頭をよぎった。


「胸糞わりぃ‥。」


俺はアイツの顔を頭から消すように走った。走って走って走りまくった。


アイツの顔が二度と目の前に現れねぇように。


でも、目を閉じても周りの景色を見てもアイツの顔は俺の頭から離れちゃくれなかった。


「くっそぉ‥‥!」











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