ひきこもり恋愛相談所【完】
莉子と、呼ばれた子は怪しむような目で亜美ちゃんを見ている。


「で、どうかした?亜美ちゃん。」


「な、名前覚えててくれたんですか!?」


いや、今まで知らなかったよ。


「い、いつの間に!?」


あわあわと、慌てだす亜美ちゃんを見て思わず笑みがこぼれる。


そして、俺が思ったとおり亜美ちゃんはとてもかわいい子だった。


ちっちゃな顔に、パッチリ二重の目、整った鼻に、ふっくらした唇。


「あ、あの!!その、あの。し、篠田さんとお、お友達にならせてください!」


「と、友達‥?」


え~と、もしかしてお友達からお願いします。みたいなタイプ?
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