御曹司の溺愛エスコート
「私達はいとこ同士よ。個人情報なんて関係ないわ」

「それでも君は彼女に酷い言葉を言っていた。仲の良い従姉妹とはとうてい思えないね」


人殺し呼ばわりされた桜を和樹は心配した。


優しい彼女がそんな事をするわけがないだろうに。


「いいわ! 自分で探すから!」


琴美は悔しそうに下唇を噛むと店を出て行った。


「桜ちゃん、大丈夫かな」


敦が眉根を寄せて心配そうだ。


「敦、マンションの部屋に行ってくれないか?」

「了解です」


敦は桜のマンションのインターホンを鳴らし続けたがうんともすんとも言わない。


部屋にいるのかいないのか……。


桜の住んでいる部屋を和樹に聞いて驚いた。
このマンションの中で一番高い最上階の部屋。


そんな彼女がなぜアルバイトなんだ?


敦には分らなかった。



< 266 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop