御曹司の溺愛エスコート
食材は真琴に頼めば買ってきてくれる。
口には出さなかったが蒼真も桜に外出して欲しくないようだった。


それでもいいと思っていた。
記憶のない自分はマンションの部屋が一番安心できる。


しかし今日に限ってはいつもと違った。
真冬の天気は寒いが晴れており外はぽかぽかしていそうだった。


窓から外を見た桜はふと出てみようと思い立った。


冷蔵庫を開けてみる。


材料も無いし。
買いに行こう。


外に出る口実になる。


自分のバッグに中にお財布と鍵が入っていた。


この家の鍵だよね……?


財布を開けて見ると十分すぎるくらいのお金が入っている。


桜は寒くないようにコートを着て玄関を出た。


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