御曹司の溺愛エスコート
婚約披露パーティーは親しい友人や親戚を招き、招待客は楽しんでいた。
その中で1人だけ楽しくないのは蒼真だけだろう。
シカゴへ帰ってしまった桜ばかり考えている。


そんな蒼真を真琴は気にしていた。


蒼真様、少々お酒の進みがはやいわ……。
あと一杯で止めなければ明日に響いてしまうはず。


「こんばんは。蒼真さん、このたびはおめでとうございます」


20歳を過ぎたくらいの青年が蒼真に近づき挨拶をする。
側にいた愛理は彼に会釈すると、気をきかせて蒼真から離れる。


「君は確か……」

「坂本祐二です。望の親友だった」


ああ……坂本家の次男坊か。望といつも一緒だったな。


「桜ちゃんは今日見えていないんですね?」


彼が会場を見渡して言う。


「え……?」


蒼真の顔が彼から思っても見なかった名前を出されて驚く。



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