御曹司の溺愛エスコート
「蒼真兄さま!」


桜は受話器を戻した蒼真を睨む。


「まだ6時をまわったばかりじゃないか」


蒼真はベッドから足を下ろす形で桜を見ている。


「仕事があるんです」

「仕事?」

「だからゆっくりしていられないの」

「わかったよ。では朝食を食べよう」


その提案にも桜は首を横に振った。
ブラウンの髪がふわっと揺れる。


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