†会長様と王子様†


ガタっガタっ・・

「う-ん・・全く開かないな・・。
ドアノブもないし・・。」
「シンジ・・・やっちまいな。」
「ナオ君・・笑顔で言うのやめて。」
「全国覇者ならできるさ。」
「ジン。お前もか。そしてその手は何だ?」
「見ての通り・・コレ。」

手と言うより・・親指を立ててますねb




「これシャッターだったりして。」
「リンさん、その根拠は?」
「ド★ク★で・・♪」
「やはりそっちか・・。」

残念ながらシャッターじゃなかった(涙目)


引き戸でもなかった



「『引き』でも『押し』でも『上げ』でも通用しないんなら『下げ』でもすればいいんじゃないの?」
「あー・・成程。」


・・・・何の反応も示さなかった・・・



「・・・シンジ・・やっちまいな。」
「チサ・・。性格云々違う・・。」


チサさんまでも怖くなった・・

「ちょっと蹴ってみる。」


ドコォンッ!!!

しーん・・

「・・泣いていい?」
「まさかシンちゃんの恐ろしい殺人級蹴りが全く効かないとは・・・。」
「ジンさん。殺人級は要らないよ?」

「まさかスイッチ押さないとダメだとか・・・?」
「若しくは『秘密の出口☆』みたいなのあったりして。」
「頑張ろう生徒会。」
「そのフレーズどこかで聞いたな。」
「シンジ、この壁破壊できるよね。」
「・・破壊?」
「ここだけなんか音が違う。」
「どれどれ・・・。」


コンコンコン・・
コンコン・・



「確かに音が違う。」


バコンっパラパラ・・・


「スイッチめっけ。」






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