ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~
「二人とも自殺の可能性はあります。ですが、もしかしたら違うかもしれない……。」
結城が呟く。
これも事件のように感じていた。
すると結城がある不可思議に気付いた。
「え」
結城は声を漏らした。
「どうかした?」
神威が聞いてくる。
結城は、
「いえ、なんでもありません」
と答えた。
だが今の不可思議に気付くことによって、繭の死因は自殺ではないということが分かった。
たったそれだけだが、少しだけ事件解決に近付いた気分がした。