ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~
「でも、他の方々の話聞いてると、自分って諸伏先生への知識浅い方なんだなぁ~って思い知らされちゃいましたよ……。」
と結城は苦笑した。
「ううん、そんなの関係ありません。好きなものは好き、そこに知識なんて必要ないんです。自分がどれだけ好きか、それだけでいいんです。
弱虫さんの場合、助けられた刑事さんの影響+諸伏先生の作品で今の自分がいるんでしょ?だから好きって言う気持ちとか、助けられた、影響された、それを自慢していいんだと思います。
あれ……?なんか何言ってるのか分からなくなってきちゃった。伝わりました?」
「はい、言いたいことは伝わってますよ、」
結城はそう言われて嬉しかった。