アイドルに愛されちゃったお姫様♪



泣きそうになるのを必死に我慢して、あたしは話し出す。


「あのね…





…別れたいの」






「なんで…?」



「もう…疲れちゃった…」



何も言わない優は、じっとあたしを見つめるだけ。



「…ごめんね…さよなら」


そう言って、走り出した。
優に背を向けた瞬間、涙が溢れ出す。



ちゃんと…言えた。

もう、優に会うことはない。

これからは、ファンとして…優を応援するからね…。




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