いぢわる外科医
「で、僕がなんで貴方にキスしたか、知りたいですか?」
二葉先生の問い掛けに黙ってコクコクと頷く。
「それはですね…」
人差し指をちょいちょいと動かし、顔を貸せという合図をする二葉先生。
あたしは二葉先生の指示に素直に従って、顔を二葉先生に近づけた。
耳元にある二葉先生の顔。
耳に吐息がかかってくずぐったい。
耳打ちってするってことは
秘密にしなきゃいけないことなの?
あたしの緊張が高まる。
「それは…」
心の準備を整え、生唾を飲み込んだその時、
頬に感じた感触。