スクランブルLOVE



振り返った彼女は
スーツにヒールなのに
小走りできた



「大丈…



「ごめん
もうつきあえない」



「え、ちょっ…」



再び彼女は急ぎ足で
今来たばかりなのに戻る



駆け出した彼女の背中は
人にもまれて押されて
渋谷駅に消えた



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